闇芝居（生）【2020】ネタバレ12話！最終回は眠れない理由が見逃せない！

2020年11月25日の「闇芝居（生）」12話では「中身」「花占い」「眠れない二人」の3本が放送されました。

主な出演者は佐藤貴史さん、君沢ユウキさん、谷佳樹さん、相沢梨紗さん、十味さんです。

ついに最終回となった「闇芝居（生）」では、アニメ「闇芝居」で放送された人気作品の実写版と、ドラマオリジナル作品が放送されました。人形、占い、そして眠れない夫婦・・・それぞれテイストの違うホラーで楽しみましょう！

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闇芝居（生）【2020】ネタバレ12話！最終回のあらすじは？

2020年放送の「闇芝居（生）」12話で放送された「中身」「花占い」「眠れない二人」のネタバレあらすじです！

闇芝居（生）【2020】ネタバレ12話のあらすじ①「中身」

小学生の雅道は、帰宅するなり玄関で待っていた母・みちるに叱られます。雅道は帰り道でいつも寄り道をしているのですが、今日はいつもとは違うことがありました。空き地に寄った雅道は、古ぼけたマトリョーシカを拾ってきたのです。

みちるは雅道に「すぐに捨ててきなさい！」と言いますが、雅道は気に入って離しません。そんな雅道の手からマトリョーシカを奪い取ったみちるは「お母さんが捨ててくるから」と言って家を出て行ってしまいました。

みちるは夜になっても帰宅せず、仕事から帰ってきた父・俊也（佐藤貴史さん）に雅道は事情を説明します。俊也は「ついでに買い物に行ったんじゃないか？」と言いますが、みちるはカバンも財布も置きっぱなしです。しかし、俊也は心配する様子はありません。

すると、みちるが帰ってきました。しかしその胸には、捨てに行ったはずのマトリョーシカが抱かれています。みちるは「私、もう寝るわね」と、まっすぐ寝室に入っていってしまいました。俊也の「その人形、捨てに行ったんじゃないのか？」という質問にも答えずに・・・。

翌日、帰宅した俊也はみちるの泣き声を聞き、思わず話しかけます。しかしみちるは「気のせいじゃない？」と生気の抜けた声で答えるばかり。しかし、俊也がふとマトリョーシカに触れようとすると、物凄い剣幕で「触るな！」と怒るのです。

様子のおかしなみちるは、マトリョーシカを抱きながら泣いたり笑ったり・・・俊也はどうしても気になって、雅道と相談しました。「お母さん、最近変じゃないか？」と聞く俊也ですが、雅道は「テレビでも見てたんじゃない？」と気楽な様子です。

普段、みちるはマトリョーシカを抱えており、たまに置いていても触ろうとすると怒ります。しかし、お風呂に入っているときのみちるは、マトリョーシカを脱衣カゴに入れて目を離すのです。この人形には何かある・・・そう感じた俊也は、入浴時間を狙いました。

マトリョーシカは木で作られた人形で、開くと何個も何個も同じ形の人形が入っています。俊也が試しに一番外側の人形を開いてみると、その中にほほえんだ人形が入っていました。もう1つ開けると、今度は怒っているような、苦しんでいるような顔の人形が出てきました。

その次は泣き顔の人形が顔を出します。それを開くと、雑に縫われたぬいぐるみのような顔の、赤黒く汚れた人形が出てきました。「なんだ・・・これ」俊也がその人形を取り出して振ってみると、カタカタと音がします。俊也は気味悪さに震えながら、その人形を開きました。

両親の様子がおかしいことに気付いた雅道は「どうしたの？」と話しかけますが、みちるも俊也も気のない返事をするばかりです。雅道には、大勢の人が話すような声が聞こえたのですが、俊也に「気のせいだろ」と言われてしまいます。

その2人の近くには、俊也が全て開けたはずのマトリョーシカが、綺麗に収まった元の形で置いてあるのでした・・・。

闇芝居（生）【2020】ネタバレ12話のあらすじ①-「踊り場で泣いている女」語りのみ

廃墟となったマンションに入った男は、どこからか、誰かが泣いている声が聞こえてくることに気が付きます。「誰かいるの？」と男は聞きますが、返事はありません。不審に思いながら声のする方へと進んでいった男は、階段の踊り場にたどり着きます。

そこには、うずくまって泣いている女がいました。男は「どうかされたんですか？」と聞きますが、やはり答えはなく、女は泣き続けます。「何があったんですか？」「どこか痛いんですか？」男がいくら話しかけても、女は泣くだけで何も答えません。

しかし女はふと泣くのをやめると「もうすぐ・・・死んじゃうんです・・・」とつぶやきました。男が「え？どなたが？」と尋ねると、女は歪んだ声で「あなたが」と答えました。・・・それから一週間、男はまだ死んではいません。

「このままでは、気が変になりそうだ・・・」そう思っている男の耳には、今でも女が泣き続ける声が聞こえているのでした。

闇芝居（生）【2020】ネタバレ12話のあらすじ②「花占い」

ある会社員の男（君沢ユウキさん）は、帰り道に突然雨に降られてしまいます。天気予報を信じた男は傘を持ってきておらず、濡れながら帰り道を急ぎます。目の前では、傘を忘れた男性と、その男性に傘を持ってきた妻であろう女性が楽しげなやりとりをしています。

「いいよなあ・・・うちもあんな頃、あったんだけどな・・・」と、男はケンカがきっかけで妻に家を出て行かれてしまったことを思い出します。空を見上げて「すぐやめばいいんだけどな」と男がつぶやくと、「やむ」という女の子の声が聞こえました。

「やまない、やむ、やまない・・・」男が声をする方へと顔を向けると、そこには小学生くらいの女の子がいました。花びらを1枚1枚つみながら、少女は花占いをしていたのです。「こんな夜遅くに、子どもが何やってるんだ？」男はひとりきりの少女を気にします。

「やまない」と言いながら最後の花びらをつんだ少女は、顔を上げて「おじさん、雨、やまないって」とほほえみました。「私の占い、当たるのよ」と言う少女に、男は「ありがとう」と笑いかけると、少女に事情を尋ねます。

少女は自分のことは答えず、男が左手の薬指に指輪をしているのを見て「奥さん、迎えに来るといいわね」と言いました。男は「ああ・・・そうだね」と答えつつ、不思議な子だなあと感じていました。

「私の占い、当たるのよ」と繰り返した少女は、次の花を手に取ります。そんな少女に、男は家に帰るようにと勧めます。すると「帰る、帰らない・・・」と少女は花占いを始めました。「また占い？・・・ったく、子どもの考えることは分からないな」

「帰らない」で終わったため、少女は「私、家に帰らない」と言い出します。男は、変わった子だなあと思っていると、少女はさきほどと同じ種類の花を手に取りました。「次は何を占う？私の占い、当たるのよ」と少女はほほえみます。

「別に占うことなんてないんだけどな」と男が内心困り果てていると、少女は「じゃあ、おじさんの奥さんが迎えに来るか占ってあげる」と言い出しました。「いやあ、でも、おじさんの奥さんはね・・・」という男の話を聞かず、少女は花占いを始めます。

仕方なく男も「迎えに来る、迎えに来ない・・・」と、少女の花占いを見守ります。すると、今までは「ない」で終わっていたのに、今度は「迎えに来る」で終わったのです。少女は男の顔を見ると「よかったね、奥さん、お迎えに来るってよ」と言いました。

「残念だけど、その占いはハズレ、かな・・・」と、男はさみしそうな顔をします。「おじさんの奥さんは、来られないんだ」そう男がつぶやいた瞬間、コツコツとヒールの音が聞こえてきました。少女はそちらを指さし「あ、来たみたい」と言いました。

赤い傘をさした女がひとり、男に向かって歩いてきています。男は「まさか・・・本当に・・・あいつが？」と口をポカンと開けて驚きます。男は以前「もう知らない！私出て行く！もう限界よ・・・」と怒る妻に、「勝手にしろ」と言ったことを思い出しました。

その後、男の妻は交通事故に遭い、救急車で搬送されたのです。そして・・・「私の占い、当たるのよ」男の回想をさえぎるように、少女が男に声をかけました。目の前にある赤い傘の中には、男に向かってほほえむ妻の姿があります。

男は一筋の涙を流しながら、少女に「きみ・・・すごいね、本当に、本当に迎えに来たよ」と噛みしめるように話しました。少女が「ねえおじさん、次は何を占う？」と聞くと、男は「もう、大丈夫だよ。ありがとう」と答えて、妻の元へと歩いていきました。

少女が「ふうん・・・そう」とつまらなそうにつぶやく中、男は妻のさしていた傘の中に入っていきました。「久しぶり」そう言って微笑み合う2人は、寄り添いながら歩き始めます。「・・・でる、・・・でない」その頃少女は、新しい花占いを初めていました。

「・・・でる、・・・でない、死んでる、死んでない」少女は花占いを続けます。最後の花びらは「死んでる」という声と共につまれました。少女は顔を上げ、去って行く2人の背中を見つめながら「さようなら、おじさん。もう占いは必要ないね」とつぶやくのでした。

闇芝居（生）【2020】ネタバレ12話のあらすじ③「眠れない二人」

修一（谷佳樹さん）と佐和子（相沢梨紗さん）の夫婦は、一軒家に住んでいます。ある夜、修一が仕事相手と電話していると、仕事相手から「奥さんを大事にしてくださいね」と、仕事にばかりかまけないように注意されてしまいました。

電話を切った修一は、妻が見ていたニュース番組を見ました。そこで、17歳の女子高生（十味さん）が行方不明になったという報道が流れます。じっとテレビを見つめている佐和子に「もう寝よう」と、修一が声をかけます。

佐和子は「どうせ、眠れない・・・」と答えますが、修一は「それでも横になった方がいい。先生もその方がいいって言ってただろ」と佐和子を諭します。佐和子は「分かった」と答えて寝室に向かい、修一もそれを追いました。

突然ガシャン！と何かが割れる音がして、修一は目を覚ましました。ふと横を見ると、いるはずの佐和子がいません。リビングに行った修一は、物陰にいた佐和子に驚きます。「電気もつけずに何やってたんだ？」と、修一は怒りを含ませながら質問します。

佐和子が「コップ・・・割っちゃった・・・」とつぶやくそばには、ウイスキーのボトルと割れたコップがありました。眠れない様子の佐和子ですが、コップを片付けてから寝室に向かうと約束して、その場は終わりました。

「どうせ、眠れないし・・・」と言う佐和子を心配しながらも寝室に戻った修一は、もう一度眠りにつきます。しかし、寝ていると顔に土が降ってきたため、驚いて飛び起きます。しかし、それは悪夢だったようで、修一の顔にはなにもかかっていませんでした。

ふと横を見ると、佐和子が静かに眠っていました。修一は「眠れてるじゃん」とうれしそうにつぶやくと、もう一度眠りにつきます。深夜2時過ぎ、修一の携帯に着信がありました。寝室を出て電話を取った修一は、廊下にべったりと人の足跡がついていることに気が付きます。

それは、はだしで土の上を歩いてきた後のような、大人のサイズの足跡でした。驚いた修一が頭を上げると、天井には同じくべったりと手の平の跡がいくつもついていました。電話の相手から「緊急事態なんです！」と言われましたが、修一は会話を切り上げます。

「いや、待って・・・」と言われながらも修一が電話を切った次の瞬間、非通知の電話から着信がありました。電話に出た修一は「後にしてくれって言っただろ！」と大声を上げます。すると、電話の向こうからはザザザザという雑音が聞こえてきました。

雑音の隙間から、女の笑い声が聞こえてきます。それと同時に、修一に向かって足跡が一歩ずつ近付いてくるのです。天井と壁には、べたべたと手の平の跡がついていきます。頭を抱える修一は「お前をひいたのは佐和子だ！俺は山に埋めただけ！」と叫びました。

「恨むなら・・・恨むんなら俺じゃない！佐和子を恨めよ！」と、姿の見えない相手に向かって、修一は声を張り上げました。「俺は関係ない！」と修一が叫んだ直後、携帯から「あるに決まってんじゃん」という、女性の振り絞るような声が聞こえました。

女性の笑い声は続き、足跡と手の跡はどんどんと数を増やしていきます。そして、ニュースで報道されていた行方不明の女子高生が、修一の前に現れました。最初は元気な姿で、そしてだんだんと姿は変わり、最後は真っ青な顔色で体中に土をつけて・・・。

修一に向かって、土まみれの青白い女子高生が近付いてきます。その目は恨みに満ちていて、修一は思わず飛び起きました。・・・そう、またしても夢だったのです。そんな修一に、佐和子が「どうしたの？」と声をかけてきました。

安心した修一が横を見ると、佐和子がむくりと体を起こします。しかしそれは佐和子ではなく・・・あの女子高生でした。またしても、修一は飛び起きます。翌日、女子高生が行方不明になっているという報道を見ていた佐和子は、修一に話しかけてきました。

「やっぱり、あなたも眠れないのね？」そう問いかけた佐和子の後ろにいたのは、修一ではなく、あの女子高生でした・・・。

闇芝居（生）【2020】12話・最終回の感想！死んでる？死んでない？

2020年放送の「闇芝居（生）」12話のネタバレを受けての感想です！

「中身」は、開けてはいけないマトリョーシカの話でした。よく「お守りは開けてはいけない」と言いますが、まさか開けることが前提のマトリョーシカを開けちゃいけないとは・・・。中に何が入っていたのかは分からず、想像力がかき立てられますね！

「花占い」は、考え方が分かれる話です。男が生者か死者かという点が論点です。男が死者ならば、先に亡くなった妻と共に成仏できる感動的な話です。しかし男が生者ならば、花占いの少女によって死者の世界に行ってしまった薄ら寒い話になるのです。

「花占い」が好みにより結末を選べる話なのに比べると、「眠れない二人」は結論がひとつだけでした。妻が女子高生を車でひき殺し、夫がその死体を山に埋めたのです。恨まれるのは当然ですが、病院に通う前に警察へ自首すればいいだけでは？と思ってしまいますね。

「中身」は無差別に呪いをかける人形の話、「花占い」は生死まで見通せる少女の話、「眠れない二人」は恨まれるべくして恨まれる加害者の話と、最終話はバラエティに富んだラインナップでしたね。最終回に相応しい構成だったと思います。

闇芝居（生）の次回作は？アニメ「闇芝居」8期・実写ドラマ「闇芝居（生）」2期はいつ放送予定？

「闇芝居（生）」は、7期に渡って放送されている紙芝居形式のホラーアニメ「闇芝居」をドラマ化したものです。撮影はコロナ禍の真っ最中に行われましたが、紙芝居形式という点にヒントを得て、少人数で撮影を行うという方式を取りました。

映像を見た方は分かったと思いますが、同じ話に出てくる出演者も、それぞれ別に撮影しています。それを合成して一緒にいるように見せているのです。単なる新しいやり方というだけではなく、時代に沿った撮影方式になるという意外な展開になりました。

そんな「闇芝居（生）」は、アニメ「闇芝居」の派生作品として数えられています。そして、アニメ「闇芝居」は半年から1年の間を開けて新作が作られています。アニメ「闇芝居」の7期は2019年夏に放送されたので、8期は2020年夏に放送されるはずでした。

しかし実写版である「闇芝居（生）」が2020年秋に放送されたため、アニメ「闇芝居」8期は先延ばしになりました。これを受けて、アニメ「闇芝居」は2021年春から2021年秋の間に放送されると考えられます。

「闇芝居（生）」の2期についてですが、こちらは予測が難しいですね・・・。キャスト陣には舞台を中心に活躍している俳優さんが多く、コロナ禍ではスケジュールを調整しやすかったと思われます。しかし、舞台が始まるとそれは難しくなります。

そのため、まずはアニメ「闇芝居」の8期を放送するのが妥当だと思われます。しかし、テレビ東京はアニメ作品をたくさん放送していますが、テレビ東京にて実写化を行うのは「闇芝居」が初めてです。そんな作品を1期限りで終わらせるということはないと思われます。

「闇芝居（生）」は最終回を迎えましたが、「闇芝居」シリーズはまだまだ続くことでしょう。アニメ「闇芝居」と「闇芝居（生）」は、これからも私たちをホラーで楽しませてくれるはずです。楽しみに待っていましょう！

【2020年11月28日追記】

2020年11月27日、テレビ東京の公式サイトにて2021年1月からアニメ「闇芝居」8期が放送されることが発表されました！「闇芝居（生）」と同じく語り部の「おじさん」を務めるのは津田寛治さんです。

アニメ「闇芝居」8期には、「闇芝居（生）」9話「袋女」にて袋女に取り込まれたカップルの女性を演じていた中村朱里さんが出演するとのことです。アニメ作品には珍しく、舞台俳優さんや若手俳優陣、アイドルまで幅広いキャストとなっています。

アニメ「闇芝居」8期は「見えない恐怖」がテーマとなります。12話で描かれたマトリョーシカや花、亡くなった女子高生の霊などは目に見えるものでしたね。見えない恐怖を描くとはどういうことなのか、放送を楽しみに待ちましょう！

闇芝居（生）【2020】の12話・最終回の見逃し配信や無料動画はある？

「中身」のマトリョーシカの不気味さや、「花占い」のファンタジックな雰囲気は実写ならではの良さがありました。そして「眠れない二人」において、元気に生きていた女子高生がだんだんと崩れて死人になっていくシーンは一見の価値ありです！

「闇芝居（生）」はテレビ放送から１週間の期間限定で、無料動画アプリTVer、GYAO!、ネットもテレ東で見逃し配信を見ることができます。しかし、これらのアプリで視聴する場合は、数分ごとに広告が入ります。

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